最後の稲刈り

刈り取り作業を依頼した人は朝の8時過ぎには刈り取りを終えた。
連絡を受けた私は母と田んぼに向かい、半日がかりで束を竿にかけた。
水がないとは言え乾ききってはいない田んぼは泥に足を取られやすく、足の悪い母は休憩時間の方が長かった。

竿にかけた直後から、日光や風を受けて水分の抜け始めた束がピチピチ、パリパリ音を立てる。
これを聞くのも今年が最後だ。

田んぼが広ければ「農協に頼んでコンバインで収穫してもらう」というとても楽な手が使える。しかしうちの田んぼはそんなに広くないし、でかいコンバインが入りやすそうな作りになっていない。2条刈りバインダーが精一杯だ。
結果、「中途半端な田んぼ」の主は体に限界を感じたら米作りを辞める。跡継ぎもいないし。

うちの「米作り」がもうすぐ終わる。あとは水路の役員の仕事を片付けるだけ。いろいろ面倒だから台風は来て欲しくない。

今日はDJのミックス動画を見よう。

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