これは別に「大型連休と呼べ」みたいな意味ではない。その大型連休が不要だろう、という意味での「反対派」である。
国はわざわざこの時期に祝日を集中させ、連休を維持している。
4/29は元をたどれば昭和天皇の誕生日だ。つまり、平成になったらここは平日に戻るのがスジである。現に、上皇の誕生日である12/23は去年見事に平日に戻った。
だが、4/29が平日だとこの時期の祝日が5/3(憲法記念日)と5/5(こどもの日)だけになって全然ゴールデンじゃなくなるので、「みどりの日」として残した。
その後、4/29は「昭和の日」に名前を変え、「みどりの日」は5/4に移動した。
日本人は、国が「休め」の号令をかけなければ休めない。有給休暇が取りにくい風潮の中では、仕方なかったのかも知れない。しかし今は働き方改革で有休消化率を上げようという(結局これも国の指示だけど)ことになったのだから、自分の意思で休めばいいのではないか。
ちなみに「自分が休みたいからじゃないんだ」という言い訳がましい休み方は他にも「盆と正月」がある。
お盆は「先祖の霊が帰ってくるから」だし、正月は「家に年神様を迎えるから」という理由で通常業務をストップする。神や仏のせいにしないと休めなかったのだ。「決まりだから休む」という意味では号令をかけられているのと大差ない。
とは言え、長年こういう風に飼い慣らされてきたから「外出の自粛を要請する」だけでロックダウンに近い状況を実現できるのかも知れない。
さて我々は、カレンダー上の連休にも「自粛」を貫けるであろうか…。
難しいことを考えてしまったのでヒーリング音源で楽になろう。
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