派遣社員、倒れる

朝から蒸し暑い日であった。
作業場の冷房もほとんど涼しさを感じない。
じわりと暑い、そんな11時頃のこと。

「○○さんが倒れた!!」

私とは別のラインで箱詰めをしていたはずの派遣社員(男性)が、
私の立ち位置から見当たらない。
こんな事態だから当然生産は中断となる。

○○さんはしばらくしたら立ち上がって「大丈夫大丈夫」とか言ったが、
真に受けたらもう1回倒れてご臨終、ではシャレにならないので
事務室に連れて行かれた。その後すぐ早退したらしい。

箱詰め作業そのものは過酷ではないので、熱中症ではないかと思われる。
今日の○○さんの立ち位置は窓際で、直射日光は射さないものの熱は入ってくる。
また、機械や段ボール箱の山など障害物が多く、エアコンから吹き出す風は届きにくい。
意外と無視されがちだが、機械の稼働でも熱は出る(ベルトコンベアのモーターとか)。
以前私がその位置で作業したときには、相方と
「ここ扇風機欲しいですよね」
なんて言っていた。
冷気じゃなくても風を浴びるだけで随分違う。

果たして○○さんは明日出勤できるのだろうか。

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