継続に力はいらない

今の仕事は、過労を理由に1回辞めた。
そして半年間別の仕事を探したが
なかなか見付からず、
また雇ってもらった。
ほぼ確実に定時で帰れる「パート」待遇で。

やがて生産設備の更新などで
労働環境がよくなり、
深夜残業がなくなったので
契約社員に戻って現在に至る。

今日は帰り道、「続けるとは何か」を
考えていた。
そしてたどり着いた答えが
「やめる理由があるかないか」
であった(個人の感想です)。

上の事例でわかる通り、
私は「過労で体がもたない」という
明確な「やめる理由」が現れたので辞めた。
復帰に当たっては、その理由を除いたのだ。
なのでその後は働き続けている。
疲れると言っても20時半頃には帰宅できる。

辞める前はしょっちゅう日付をまたいでいた。
ほぼ毎朝居眠り運転で危険な思いをした。
職場で倒れるか交通事故か二択、みたいな日々。
話を戻す。

現職については健康に問題ない範囲で働いていれば、
辞めたくなる理由はない。
悩みの少ないルーチンワークだ。
人によっては同僚の言動にカリカリしている場合があるが、
私は「持ち場に立てばみんなロボット」と思っているので
腹は立たない。

「辞める理由しかないのか?
 やりたい理由はないのか?」
と問われるかも知れない。
やりたい理由があるとしたら「給料」一択。
作業自体に楽しみや喜びはない。
だから続くのだ。

作業と楽しみをセットにしてしまうと、
「楽しくなくなった」が「やめる理由」になる。
しかし、「楽しくなくても当たり前」なら辞めたくならない。

これに気付いた時はショックだった。
私に「好きを仕事に」は不可能だとわかってしまったからだ。
「好き」は一時の感情のぶれ・気の迷いであり、
永久に続くとは限らない。

「できそう」で「やめる理由がない」ことなら
仕事として長続きする。
これは余暇活動(趣味とは言わない)でも言える。
「下手だけどうまくなりたい」などの
向上心が私にはない。
「下手なまま10年続ける」ならできる。
向上しないから挫折もしない。

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