経験と勘

ピッキングのフロアから荷物入りの台車を下げ、空の台車を所定の置き場に返すという作業がある。
何度も繰り返す間に、「置き場の空き具合を見ただけで置ける台数がわかる」ようになった。これができると、返す台車をエレベーターで運ぶのが1回で済む。わからない場合は少ない台数を何度も運んで疲れることになる。または、置き場のキャパ以上に運んでしまって余らせて困る。

台車置き場は壁際にあるので、「ここまでで5台」とか壁に目盛りでも表示してあると勘に頼らず済むのだが、ピッキング担当は台車を置き場から取り出して使う専門なのでそんなことは気にしないのである。その前に私の脳に目盛りができてしまった。

これ以外にも「台車に積める空箱の個数を、意識的に数えたことがないのに知っている」といった、無意識の勝手な学習が起きている。連日の片付け作業で身についた。

こういう「勘」を使うと作業は速くなるが、「確認を怠る」「手順を端折る」などの弊害も起こりうるので意識的な確認もきちんと行うべきであるとは思う。「○○ヨシ!」はギャグではないのだ。

今日は「松果体活性化」の音源を聞こう。

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