田んぼの代掻き

今年は苦労したくないので、米作りの作業を大部分よその人に頼ることにしている。
トラクターでの代掻きはやってもらって、その後の処理はうちですることに。
何の後処理が必要なのかというと、どうしても土に偏りが出てしまうので均一にならすのだ。ならしておかないと田植えがうまくいかなくなる。田植えも人に頼るので、ちゃんと仕上げておかねばならない。

結局苦労してるじゃん。確かにそんな気はする。まあ、今年が最後だから我慢しよう。

うちの田んぼのすぐ近くに、休耕田がある。そこの主も用水路の役員だが、去年腰を痛めたとかで農作業ができなくなった。奥さんはトラクターに乗るなど農機具の使用ができず、もはや続行は不可能と判断して今年から米作りをやめた。役員の任務は年度内、奥さんが務める。
小さな農村の田んぼは、このようにして衰退していくのだ。子供がいたとしても、跡は継がない。ムラの外へ出てサラリーマンになる方が儲かる。
私はムラを出ずに農業をやめる決断をした。父が現役だった頃より作付面積が少なく、収量も少ない。売って儲けることができないから、計算上「米は買った方が安い」ことになる。

最後の米作り、10月初旬までの辛抱の時期が始まる。

「不安を止める」音源で楽になろう。

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