最後の用水路見立て

小雨の中、用水路の新旧役員が集まって「見立て」を行った。
水路周りにかぶさる木の枝や竹を切り捨てたり、水路のU字溝のひび割れなどを調べる。老朽化した水路は、3年に1回くらい大規模補修が行われる。

始点から終点まで、約1時間半。しかも、始点までまた歩いて帰る。なかなかしんどい。
半日に及ぶ見立てを終え、解散。
私の用水路役員としての仕事が、終わった。道具や帳箱は既に新役員代表に引き渡しているので、本当にこれで終わりである。新代表(耕作2年目)には「私はこれで引退なので質問は他の先輩にして下さい」と言ってある。質問されたりもしない。私もこの2年、手探りを続けて手応えをつかむ前に任期が切れた。

私の感覚としては、「ぼーっとしてたら周りの人が頑張ってくれたので何とか問題が解決した」である。私には「リーダーシップを発揮して積極的に陣頭指揮を執った」なんてことはなかった。詳しい人が自主的に動いてくれたのだ。私を責めるよりその方が解決が早い。

用水路役員を終え、米作りも引退する。働いた給料で米を買う方が、安いのである。

今日は「何一つ不可能のない高次元へ接続される」音源を聞こう。

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