暇な日

勤務時間は同じでも、仕事の量が少ない日はある。
仕分けのメンバーも定時よりだいぶ前にノルマを達成してしまっていた。
私は製造現場から返ってくる台車が少なくて、片付け始めるとすぐ片付いてしまう。
資材庫の隣での仕分け作業も、品数が少なかったためすぐに終わってしまった。

作業量は「定時でやり切れない」くらいがちょうどいい。運がよければやり切れて、やり切れなくても次の日頑張ればいい(多すぎる場合は残業も覚悟だが)。もちろん、日によって製造のペースは違うし部品の動き具合も違う。私のわがまま通りにはならない。
あまり暇だと「あの人うろうろしてるだけで何やってるのかわからない」という評価をされそうで怖い。かといって立ち止まっていると「あの人ぼーっと突っ立ってるだけで(略)」となりそうである。仕事が少ないと「この人いなくても回せるな」ということになって、更新せずに終了なんてこともありうるのだ。派遣は怖い。
朝一の台車運搬がメイン業務であるKさんも「これが終わると何したらいいのか…」とぼやく。

明日に備えて休養しつつ、「招き猫」の音源を聞こう。

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