「完全版_無税入門」を買ってみた

只野範男なる人物が著した「完全版 無税入門」という本がある。
旧版の「無税入門」は2007年に発売された(これも昔買った)。その増補改訂版という感じである。

以前当ブログで「副業で赤字を出して本業と所得を合算する節税法がある」ということを書いたが、この本で説明されている手法のことだ。著者は所得額をマイナスにすることで住民税すら逃れることに成功したという。

著者がサラリーマン時代に行っていたという副業は「イラストレーター」で、出版社に寄稿するなどして年間で50万円くらい稼いだそうだが、画材その他の「必要経費」が膨大に発生(捻出?)するため毎年大赤字を計上することになる。それを30年以上続けたという。
赤字になるとは言え「50万円売り上げる」仕事を続けていたのだ。
節税云々の前に、そんな仕事が見付かるだろうか?
強いて挙げれば「外国の雑貨を仕入れてネット販売する。ちょくちょく現地に買い付けに行くので旅費が経費」みたいな人は向いているかも知れない。

今時のサラリーマンには難しいだろうな…と感じた。理由は3つ。
「サラリーマンをそんなに続けられる保証がない」
「節税目的で赤字覚悟の仕事を継続するのはストレス」
「それなりの売上が出るまでは『タダ働き』同然だが耐えられるか」
特に3つめ。「タダでも楽しいよ趣味だから」みたいなノリでできる仕事はそうそうない。

私はがめついから「どうせ副業するなら税金払ってもいいからたくさん稼ぎたい」と思う。そして、なかなかそんな仕事はないので「今は扶養控除が多いからいいやー」と静かに過ごしている。
このブログだって現状は「リハビリ」みたいなものだ。

今日はシンギングボウルでリラックスしよう。

コメント