最終出社日のこと

今日の私の仕事はほぼ「片付け」だった。
パソコンのデスクトップには必要最低限のファイルしか残さず、使っていたフリーソフトも削除し、ブラウザの履歴も消し、IMEの設定も戻した。私は仮名打ちを好む。そのままにしておくと、多数派であるローマ字入力の人が来たら困るだろう。

おそらく私がいた席には次週より新人が来るので、パソコンは好きなように自分色に染めていただきたい。

定時になったら次長に挨拶をして、社屋を出た。下駄箱近くの掲示板に辞令が張り出されていたのを見た。「え、この人も辞めるの?」結構入れ替わりが激しい会社だ。でもCEOはビジネス誌のインタビューで「うちは定着率が高い」と豪語したそうである。どこの話だ。

車に乗り込んでから派遣元の営業に電話をかけた。
「探してはみるけど、こんな時期だからすぐは難しいかも知れないねー」
と言われ、おいおい先日のR社の話はどうなったんだと思う。
ここだけに頼ってはいけないな、と帰宅後に大手派遣業者のサイトからエントリーしておいた。今更「正社員になろう」などとは思わない。私のキャリアは転職エージェントもさじを投げるレベルのお粗末さだ。

今日は「直感力の強化」という音源にしよう。

コメント