寸志、支給される

派遣先企業が空前の好業績で「正社員に追いボーナス」した、というのを以前新聞にすっぱ抜かれていた。
そんなの知れ渡ったら非正規の士気が下がるよなー、と思いつつ、黙って働き続けた。
ある日、派遣元からメールが来て「好業績は皆さんのおかげでもあるので還元したいと派遣先が言っている」との内容。「詳細は後ほど」と。

で、どうなったか。
詳細が語られる前に、今月の給料に「手当」が加算された(明細で確認)。「寸志」レベルである。

派遣先はとにかく忙しいようで、「物流倉庫建て増しの噂」とか「昼夜2交代制の噂」とか確定しない話が出てくる。24時間稼働なんかしたら社員食堂はどうなるんだ?「夜は弁当だけ」かな。「それより構内にコンビニが欲しい」と誰かが言ってた。食堂脇の売店では足りないらしい。

近場の求人を探しても、今の派遣先の下請けみたいな工場の仕事ばかりがヒットする。5月の「どこを受けても落とされる」経験以来、転職には慎重にならざるを得ない。
単発の寸志より、毎月3万円くらい積み増しされる収入源が私には必要だ。だからって土日にバイトを入れたりはしたくない。

今日は「現実が一気にひっくり返る程のいい知らせが舞い込む」音源を聞こう。

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