増える面陳、減る在庫

休日なので、行きつけの書店に行く。まあ、ほぼ毎週末行ってるが。

行って棚を眺めるたびに、「面陳」が増えていく。
面陳(メンチン)とは – コトバンク
目立たせるために表紙を見せて並べることなのだが、従来だとこういうのは「特に目立たせたい本」に限られていた。
ところが今では、ある棚を見ると「1段に6冊が面陳」なんてことがある。面陳で1段塞いでいるのだ。これは…「棚に挿す本が少なすぎる」ということである。

家から遠い書店なので、もしここで「欲しい本がないな…」となったときの選択肢は「店員に頼んで注文する」ではない。
「手元のスマホからAmazonに発注する」だ。
いや、悪循環なのはわかっている。でも書店での注文は日数がかかるし入荷したら電話連絡をされる。そして買いに行かねばならない。それが面倒なのは私だけではない、ということだ。Amazonなら最短で発注の翌日には家に届いてしまう。

リアル書店の魅力は「偶然の出会いがある」ことだが、在庫が少ないのであればその魅力すら減っているのではないか。残念だ。

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