共有林組合の役員入れ替え

田舎に住んでいると、都会の「自治会」とはまた違う組織に所属することがある。
「牧野改良農業協同組合」、通称「共有林組合」。
地区で「山」を所有しているのだ。そして昔は、そこの木を売って地区の財政が潤っていた。切って減れば植林や枝打ちなどもしていたらしい。
今はもちろん、木は買ってくれない。しかし組合を解散しようと言い出す人はおらず、役員が少しずつ「活動費」を切り崩しながら存続している。「年に1回、所有地の境界を確認する」だけが現在の活動だ。
そんなことで費用が発生するのか?と思われるだろう。山を走り回る車の借り賃、そして確認に参加する役員数名の出労費とお茶代。毎年2~3万円が費やされる。プールされた活動資金は300万円近くあるので、収入がなくてもあと100年は存続可能だ。その前に部落が崩壊しそうだが。

私は2年間にわたり、庶務会計担当を務めた。やれと薦められた理由が「パソコンが使えるから」である。今時少々年寄りでもパソコンが使えないということはないのだが、多分皆さん「金の管理をしたくない」のだろう。活動費を出し入れするのに、金融機関に平日行かねばならない(キャッシュカードは作ってないので「窓口で通帳とハンコを出す」のだ)。私だってわざわざ有休取らないと行けないじゃないか。

今日は現役員と新役員が揃って役員会をし、新役員の役職が決められる。が、まだ「引き継ぎ」ではない。引き継ぎは日を改めて行うことになる。

役員会から帰ってきたら、「脳波をリセットする」という謎の音源を聞こう。

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