ゴミの山が築かれていた机の上を整理する。捨てて良さそうな紙類をどんどん袋にまとめる。
そしたらゴミの山の中から、松岡圭祐の本が現れた。
「千里眼」とか「万能鑑定士Q」とか、最近では「JK」という小説を出している、あの松岡圭祐である。
彼が小説家専業になる前、カウンセラーとして働きつつテレビでショー催眠を披露していたのを知る人は、もう少ないかも知れない。この頃に「催眠術師」として、催眠の本を出していたのだ。自己催眠の方法とか、読むだけで暗示が入って痩せるという触れ込みの本。小説家に転向するに当たり、全部絶版にしたという。しかし発行を停止しても買った本は消滅しない。紙書籍の素晴らしい点だ。ちなみにこれらの本の発行は1990年代である。
私はテレビで見るより早く、著書で彼を知った。
当時の我が家にはCATVが引かれておらず、東京のキー局は見られなかったのである。結局、テレビで実演を見る前に彼は催眠術から手を引いた。
彼の著作の中に「催眠絵本」というのがある。指示に従ってイラストを見つめたりしていくことで軽度の催眠状態に誘導されるというもので、禁煙・ダイエット・速読・記憶力増強に効くとされる(それぞれ別の本だ)。
これ、誰か電子書籍で(もちろん著作権には抵触しないように)復活させられないだろうか?などと夢想する。動きを付けてアプリにしてもいいのではないか(見た目が変わっても効くかどうかの検証は必要だけど)。
まあ、日間2PVのブログで「誰か」と呼びかけたところで、独り言と一緒だ。私はインフルエンサーじゃないのだ。
今日は「出ていったお金が超いきなり本当に戻ってくる」音源を聞こう。
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