不純な動機

失業手当のおかげで年内は休み続けることも可能な私であるが、「外で働きたい」気持ちになってきた。
家にいると、太り続ける。
少々運動したくらいでは減りそうにない。
過酷な食品工場にいた頃は、働いているだけで5年間で15kg減った。工場を辞めて1年で見事にリバウンドである。特に前職の派遣を辞めて以降は家で3食食うので急ピッチだ。
「昨日と今日でジーンズの締め付けのきつさが変わる」
というのは、苦痛に加えて「恐怖」すらある。

減量が目的なら肉体労働を選ぶことになる。少々給料が足りなくても、「ジムに金を払っている」と考えればいいだろう。ただしいくら過酷でも夜勤付き3交代みたいなのは脳によくないので避けたい。大学生時代は「時給がいいから」だけの理由でコンビニ弁当の工場の夜勤バイトを頑張った記憶があるが、もう30年前と同じことはできない。

食品工場に話を戻すが、「働くだけで痩せていく」ときは「立ち仕事で毎日6時間歩く」状態だった。私は6時間歩かないと痩せないのだ。「あまり動かない仕事」をフルタイムでした上でそんな運動時間を確保するのは不可能である。
「負荷が軽い仕事は結果的に体に悪い」という、何とも悩ましい現実。

結局、「やりたいこと」じゃなくて「苦痛から逃げたい」しか働く動機にはならないのか。
「ネガティブ思考を取り除く」音源を聞きつつ求人検索でもしよう。

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